ドラゴン牛乳

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パジャリガー楽しかった！

他の話も好きだけど、パジャリガーのシナリオだけで☆5つの勢い。
みんな好きだけど比較的メッシュびいきなんで、彼が主人公なだけで嬉しい。そこで内容が楽しいなんて最高じゃないか！　パジャリガー対決の「真のパジャリガーは俺だ！」の流れ、大好きです。目の前にいたら鬱陶しいだろうなー、パジャリガー・セカンド(笑)。

久々に本気でPCを殺しにかかってきたかのようなエグい攻撃もあったし、戦闘面でも楽しめたシナリオ。
全滅寸前のギリギリ綱渡り感、見てる分には楽しいです。プレーしてる方は冷や冷やしまくりだろうけど。

ラグナカング戦も苦戦してたし（出会う予定じゃ無かったんだもんなーｗ）、あっちも楽しかったです。

しかしメッシュは先制判定のたびに「ぱりーん！」と言ってる印象が。
どっかのカンテラ何度も買いなおしてた魔術師を思い出すわーｗ　「それ消耗品だったっけ！？」という物を次々に潰す！という辺りが。あっちは事故、こっちは意図的に…ですけどね。

他の話も面白かったですー。
デフォルメきかせたフィギュアに反発する上に、「石化させるのは邪道！石像は自らの力で彫る物だ！」な考えのバジリスクとか。面白い蛮族出してくるなぁｗ　変わり者出すの上手いな秋田GM。
そんな面白い蛮族を相手にしても人族と蛮族は本質的には分かり合えないという結論を出すあたりが、なんか良かった。あれがあの世界での一般的な感性なのかな。

キャンペーンではない単発シナリオ好きなんで、こういうまったりした巻はかなり好きです。パジャリガー楽しかったし（しつこい）。

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奴隷商人を襲撃する！って、正義の味方とは縁遠い冒険者だな！(笑)
普通に奴隷制度が認められてる国だし、大義名分では奴隷商人は襲えない。違法行為じゃないもんなー。待ち伏せて襲撃し、力でねじ伏せ、商人たちを金で懐柔。英雄的要素どこにも無いな！ｗ　だがそれがいい。悪巧み部分の挿絵、あれすごく好き。
ぞんざい勇者団と、仮にも勇者を名乗っている奴らがあれでいいのかなｗ

しかし「ぞんざい」って言葉、本当にぴったりだ。
繊細な気配りとか面倒だ、と言わんばかりの人たちだもんなー。特にジークがTHE　ぞんざい！な感じ。勇者団である事には疑問を感じますが！　奴隷商人襲撃する、説教中でも気にせず騒ぐ。勇者が人格者である必要は無いかもしれないけど、それにしてもひどいだろ！ｗ

新キャラ、ジークの弟のベル君かわいいー
カラーページのイラストで見た目に「かわいいな、この子！」となってたとこで、あのツンデレ。なんですかあのかわいい子。眼鏡で知的な美人ルンフォ連れてるし。弟んとこの主従も好きだ。

個人的にソラの服装は１・２巻の方が好きです。
あの帽子も服もかわいかったのになー。なんで変えちゃったんだろ

秋田GMリプレイは話がどれも好みの系統で、安心して読めます。３巻も楽しかった！

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みんな人間らしいとこがいいシリーズ。
仲良しパーティー！とは言い難いけど、ノリスとガルガドさん（＠へっぽこ）みたいに漫才会話が楽しめるから個人的にこういうの好きです。どたばた珍道中系リプレイ（アンマント財宝編、へっぽこーず、ぺらぺらーず等）が好きなんですよー。
グラランが同行者にいるのか…この仕事失敗だな、とか考えた割に油断しまくってたり。「扉の前にいたのは誰ですか？」と聞かれて、素直に４人が「はーい」と挙手したり。なんかゆるさがへっぽこ的なんですが！ｗ

かわいい女の子NPC出たと思ったら神様だったー！ってのは驚いた。
何回か読んで（基本的に好きなリプレイは複数回読む）、ようやく神様の分体って何ぞや？って事がわかったくらい最初は「？？？」でしたが。理解力無いな私！　依頼人が神様と大司教だとか規模が大きいのに、誰を相手にしても態度は変わらないジーク達ｗ　常識人は基本的にエアだけ！　そのエアも妹が絡むと変だし、まともな人の少ないパーティー。

メッシュが落とし穴に落ちて死に掛けた！ってので笑ったけど、最後の「ジークが落とし穴に落ちたら逃げた敵もそこに……」に大笑い。血だらけで体育座りしてるとか、間抜けにも程がある！ｗ

今回も楽しかったです。

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シリーズ通してほぼ発売日に買ってるけど、今になって感想書いておこうかなーと思った次第。へっぽこ好きなんで、それに絡んだ感想もあります。

へっぽこーず好きなら！という感じのリプレイ。
秋田GMの話の作り方が好きなので、また読めて幸せー。楽しくて一捻りあるシナリオと、何気にシビアなところも見え隠れする秋田GMらしいリプレイでした。キャラがへっぽこーず的というか、ノリ重視なところも好み。へっぽこほど滅茶苦茶じゃないけど、でもズレた人達というか何というかｗ
個人的に主従と姉妹とか、そういう仲良し要素がツボなんで嬉しい。

メッシュはヒース兄さんポジションだよなー。
ダイス目悪くて、中の人は知識ありそうなとこが見え隠れするけど（ボキャブラリー面とかで。アホ発言しつつも状況しっかり見てるし）、基本的に勢いまかせで色々やっちゃうんだぜ！なとことか。特にダイス目。

新TRPGのリプレイ、という事だけどルール的な解説は少なめ。
読み物としてのテンポを損ねない程度の最低限の解説。そういう点では無印SWのルールを知ってるorリプレイ読んだ事ある人向けかも。2.0になった事でどう変わったか知りたかった人には、わからない事も多そうかなー。
私はルールブックごと買ったし、気になる点があったら調べながら読んでました。
ルールとか別にいいから読み物として買ったんだ！って場合はスムーズに読めます。

コボとかタビットとか、かわいいNPCだらけで幸せー。
カラーページのコボかわいすぎる。もふもふした子タビットにも頬が緩むし、かわいいNPCはいいなぁ。

個人的に一番肌に合うSW2.0リプレイ。

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個人的には可もなく不可もなく。
「これだ！」と目立つ売りが無いというか、なんというか。無印SWだと第2部っぽいかなー。風雲ミラルゴ編より更にシナリオ寄りな印象。個人的にシリアス寄りよりどたばた感がある方が好きなんで、その辺の趣味もあります。

とは言えプリースト無しでもSW2.0は遊べる！、って事を示すにはいいリプレイ。
ひねくれた印象も無いし、読みにくい文章も無い。適度に真面目で適度にふざけて。丁寧な作品ではありました。

基本的にGMの考えたシナリオに沿って話が進む印象。
個人的にはそこが微妙。『リプレイならではの面白さ！』が感じられなかったです。作者の考えてなかったアクシデントの起こりうる小説、くらいの印象。そこまで設定詰め込むなら、最初っから小説で書けばいいじゃーん！と思ってしまう。
シナリオ重視すぎて「GMの頭の中では物語のエンディングまで決まってるんでしょ？」と斜めに見てしまう天邪鬼な自分がここに。ルルックがどれだけ暴れてくれるか、かなー。GM困らせない程度に引っかき回して欲しいｗ　ルルックかわいいです

とりあえずカラーページの種族・カラトはひどすぎる(笑)。
誤植するにしても、カラーページでやるなよ！ｗ

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前巻の引きの割にあっさり脱出！
最初っから思い切り肩すかし感を味わいました。ご都合主義だ！いや、ご都合主義は嫌いじゃないが！それにしてもご都合主義すぎる！(笑）　協力者が必要なら街でみつけてから来るだろ、とかツッコミ入れたかった！ｗ
たとえ冒険者の店を介して雇えない非合法な仕事でも、ダンジョンで捕まってるお間抜けさんは使いたくないんじゃないかなぁ。捨て駒として考えるならアリだけど。

あ、迷子のルンフォはかわいかったです。

絵は今回もかわいかったー
女の子ふわふわです、かわいいです。それだけに1巻と同じ「キャラ紹介ページのモアレはなんとかならないの！」という不満が。あれはイラストレーターさんに失礼だと思うんだ……。

文体の不満は1巻のままかなぁ。
第4話しょっぱなから「遊ぶぞー☆」だったんで諦めましたが。レクサスさんとシャーリィのネタ自体はいいんだけど、地の文でまで「うわーん、恥ずかしいよー！！（赤面）」なノリはついていけないですごめんなさい。

ぺらぺらのリプレイは好きなんだ。
藤澤GMとしての作品は好きなんだ！　最初「微妙かなー」と思ったのに、めきめきと力を付けていった藤澤GM凄かったし。前も書いた気がするけど、ファンドリア以降のぺらぺらは「続きが出るのが楽しみ」なリプレイシリーズでした。

色々書いたけど一番の不満は値段。
凄く面白ければそれでもいいんだけど、なんであの厚さで580円！

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連載分は読んでないので、初めて読みました。
リプレイ執筆者がGMではなくプレイヤーである、ってのが珍しいなぁと。地の文はキャラ視点とプレイヤー視点がまじってる感じ。ソードワールドのリプレイで中の人が（あだ名とは言え）明らかになってるのって初めてなのでは？ へっぽこ最終巻で「ある意味中の人がわかる」展開はあるけど、あれもプレイヤー自身が誰かはわからないし。
…スイフリーは…例外(笑)。

初心者プレイヤーでも楽しくTRPGを遊べるよ！
がコンセプトみたいなんで、シナリオ内容がオーソドックス。入門書的にはいいけど、読み物としては普通すぎる気がしないでもない感じ。終わり方が終わり方なんで、次の巻は違いそうなのでとりあえず期待ー

プレイヤーに初心者いるけどグレムリンの行動はえげつないよ！な辺りとかは好きなんですが。あまりにもオーソドックスすぎて、今のところ感想らしい感想が無いかもしれない。…でも感想書いてしまった。

☆５段階評価は
内容2.5 ＋ 挿絵0.5 ? 地の文のテンション0.5 ＋ 今後への期待0.5 ＝ 3.0
という感じ。

挿絵かわいいね！
キャラ紹介のところでモアレてるのが残念すぎる。チロルの肌こわいよ！ｗ　ポポだけモアレ起こしてないところを見ると、大きめの絵を編集段階で雑に縮小かけちゃったんだろうか。もったいないわー

藤澤さなえさんの口調がSW2.0ブログ（☆や★使いまくりのハイテンション）程ではないけど、ちょっと肌に合わず。ぺらぺらでGMやってる時は別に気にならなかったんだけど。

私はぺらぺらーずは4巻目から面白くなったと感じたし、1冊目だけで判断するのは難しいかなーとも思うんですけどね（…ぺらぺら凄いスロースターターだなぁｗ）。
最初はそりゃあ掛け合いも慣れてないし、GMもPTの色を掴みきれないし。リプレイは１巻だけで判断するのは難しいので、まだまだ買い続けますよっ。

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キーワードは邪気眼。

中学時代は邪気眼発言＆行動を繰り返していた主人公。だけど高校デビューして普通になろうと努力した彼と、現在進行形で邪気眼発言ばらまきまくりのヒロイン（しかも常時コスプレ姿）の……ラブコメ……？
ラブコメと断言しかねる部分があるかも。笑える人には笑えるけど、笑えない人には笑えない。むしろ「痛たたたたた！」と古傷の痛みにのたうつ人も多そうな作品ｗ

特に邪気眼経験者（見たこと無いけど）で更正済みだと、読む途中に何度か深呼吸を必要とするかもしれないと思った。
登場人物のかなりが「自分は前世では○○だった」「記憶を失ってこの世界に迷い込んでいたけれど、もといた世界では私は○○だったの！」な人達ですから。あのいたたまれない感の高さはハンパ無ぇです。

あそこまでなりきるごっこ遊びには縁が無いけど、『必殺技出せたら面白いのに』くらいは思った事あるなぁ。かめはめ波の真似したり、指先に精神を集中したら何か出せないかな！とか。小学生くらいの頃の話だし、もちろん人前ではやらなかったけどｗ その妄想から卒業せずに楽しんでいる人たちがいーっぱい出てくるので、そういうのを楽しめる人には非常に面白いと思う。痛痒面白い。

あぁ、これは確かに田中ロミオだ…と思う小説でした。「人類は衰退しました」シリーズも好きだけど、田中ロミオらしさが（暴走並の勢いで）感じられるのはこっちかな！と。あやういバランスの上で成り立ってる人間関係書くの上手だなぁ。

でも内容の割に読後感は爽やか。
すっごくラブコメ！という終わり方でよかったです。先生めちゃくちゃだし、何よりヒロインかわいい。ちょっとどころじゃなく電波入ってる娘さんだけど、最後は少し歩み寄りの姿勢は見せてるし。普通になれるといいね、と思った。制服姿かわいかったー。

あと子鳩さんもかわいい。
ああいう子ってたまにいるよね。非オタクなんだけど興味持ったものは読んでみたり、見てみたりして純粋に「おもしろいねー」って言える子。ラストシーンでもあの子はただ単に夢見がちっ子だから妄想戦士に憧れた！という感じで、痛い感じはしなかった不思議。妄言垂れ流しシーンがある訳でも無いからそう思うだけかもだけど。でもやっぱ子鳩さんかわいい。

主人公が悪い方向に考えてる時の脳内子鳩さんのえげつなさも好きｗ
子鳩さんに純真そうな笑顔で貶されたら再起不能になりそうだわ。

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「むずがゆいわああああああ！」と何度叫びそうになった事か！ ああもうなんだこの気恥ずかしさはーーーーー。ごろごろ布団の上を転げ回りたくなる青春っぷり。お陰で家でしか読めやしない（笑・にやにやしそうになるから）。
リプレイとしては「ご都合主義な部分が多々ある」とは思う。でも読み物としては楽しめました。特に後半はすごかったよ！ ごろんごろんとのたうつような青春ストーリーに、体力奪われまくり。水浴びトークから何からシナリオ本筋以外の部分が肝だという素敵リプレイ。
ラスボス倒してからが長い、って珍しいよ(笑)。

読み終わった時にはぐったりしてた。
……なんでリプレイ読むのに気恥ずかしさで疲れるんだｗ

そんな訳で「プレイヤー同士の掛け合い」は☆×4.5、「シナリオ部分」は☆×2.5という感想。間を取って☆×3.5くらいかな？と。
ご都合主義がいくつも重なるとさすがに少し気になってしまう。でもお通夜ムードのままのWaltzはらしくないと思うんで、あのご都合主義の数々も仕方ないのかなぁ……。そんな納得したような納得してないような微妙な気持ち。

そんな風に「ご都合主義だよなぁ……」と思う部分もあるけど、5巻はやっぱり掛け合いがメインかな！と思うのです。キーナもブランシュもかわいかった。
キーナは髪の毛切って容姿も好みになって「いやっほぃ！」な気持ち。キーナかわえぇ。ブランシュは……ツンデレのデレの大変さを痛感する事になった中の人に「GJ！」と親指立てたい(笑)。盗賊好きなんでディケイびいきだけど、女の子がかわいかった方に目が行く5巻なのでした。

シリーズ通して考えると後半の方が良かったなーと思います。
前半は「ナジカがいい人すぎる」ってのが足枷になってるように思えた。それがちょいマイナスに思えたので。後半＞前半なのはリプレイはキャラが馴染んでからが面白いから、という理由ももちろんあると思いますが。いい人なのはいいんだけど、前半ナジカの報酬の受け取り拒否は読んでて疲れる部分があった。なので「成長を見守ってはいても行動を阻止しようとまではしない」後半のナジカの方がよかった。5巻もナジカの暴走があるけど、ああいう暴走なら大歓迎(笑)。
……前半読んでた頃の自分に「死人が出てもナジカは積極的に生き返らせようとはしないよ」と言っても信じないだろうなー。エルフの死生観から考えるとああなっちゃうのかー、と納得は出来るもののナジカの発言だと思うとびっくりした。

善人リプレイ読むと悪人寄りなリプレイ読みたくなるわー。バブリーズかぺらぺらーずでも本棚から出してくるかな。

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モニター募集 時給1120百円という「これって誤植？」と思うアルバイト募集広告。誤植でなければ時給は11万2000円。それを見、応募し、選ばれ集まった12人。彼らはバイト拘束期間、とある地下室に閉じ込められる事になるのだが……。
そんな小説。

ネタバレ無しに感想書くのが難しかったんで短めに。

面白かったです。
娯楽作寄りのミステリ小説。テンポが良くて読みやすい。推理部分は正統派。しかし舞台設定から何から、全て「普通のミステリ」とは言いがたい。それでもやっぱり正統派でもある。その絶妙さが心地よかったです。
色んなミステリのオマージュを散りばめてるので、色々な作品を知ってれば知っているほど楽しめそう。

本屋で表紙を見た時の印象と内容は全然違った。表紙見たときは普通の文芸作品やらラノベ寄り書籍やら、そういうの想像してた。軽めの語り口であっさりしている、という部分くらいが表紙の印象と同じところ。
このミス等でランクインしてなかったら、ミステリだと知らないままだった気がする。

やはりミステリだけあって謎解き部分が面白いのですが、それ以外の部分も楽しく読めたのがいいところ。ラノベレーベルでも出してる作家、という事に納得。読みやすい文体で好きです。同作者の他の作品も読んでみようかなー。

全然違う話なのに、何故かバトロワ思い出した。非現実的な命の危険があるルールに縛られる、っていう共通点があるからかなぁ。